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麗江古城

 麗江古城は玉龍雪山の南のふもとに位置するナシ族の古い町です。標高は約2400mで、古城の面積は1.4k㎡あります。新市街地は古城外西側を通る新大街(新大通り)を中心に広がっています。
 麗江古城の北は玉泉公園のある象山、西は万古楼のある獅子山に面しています。四方を緑の山々に囲まれた姿は、まるで大きな碧色の硯(すずり)のように見えることから「大研鎮(研は硯と音は同じ)」、「大研古城」とも呼ばれます。ナシ族の言葉では「依古芝」、「古本芝」と呼ばれ、「金沙江(長江)沿いの市が集まるところ」という意味です。その名の通り、「南方シルクロード」や「茶馬古道」上の町としても栄えてきました。
 麗江古城の建設は13世紀の宋末期から始まり、以後元代、明代、清代と拡張されていきました。約800年の歴史を持っています。明代、清代には麗江府の衛所がここに置かれ、雲南西北部の政治、経済、文化の中心となってきました。
 古城は四方街の広場を中心に放射状に広がっています。
 古城内にはナシ族の木造2階建ての家屋が軒を連ね、4000戸あまりのナシ族がここで暮らしています。その中を今も石畳が残る細い道が網の目のようになっています。
 古城内にはまた、玉泉公園から流れてくる玉龍雪山の清流が、「東河」、「中河」、「西河」を中心に、網の目のように流れており、明代、清代の石橋が300以上も残っています。“東洋のベニス”と呼ばれる由縁です。
 一昔前は、訪れる人がほとんどいないひなびた町でしたが、1997年12月3日に、古城全体がナシ族のトンパ文字と共にユネスコの世界遺産の文化遺産に認定されたあと、訪れる観光客が増えるようになりました。一般に古城入り口となる玉龍橋近くには、江沢民による「世界文化遺産 麗江古城」の文字が大きく書かれ、新しく観光用に水車も設けられました。1996年2月14日の大地震でかなりの建物が倒壊し、死傷者も5000人以上出ましたが、今ではそのことを感じさせないほどにきれいに整備されています。
 現在、麗江古城は雲南省第一の観光名所となっています。古城内にはトンパ文字を扱うたくさんのお土産やさんが軒を連ね、川沿いにはカフェが数多く並んでいます。ナシ族の民家を利用したゲスト・ハウスもいたるところにあり、ここでの宿泊は民族風情を感じられるものとして大変人気があります。年中、夜遅くまでたくさんの観光客でにぎわう麗江古城です。
 麗江市では、観光客の増加に伴って町の美観を損ねないために、数々の工夫をしています。古城内には自動車は入ることができませんし、町の商店ではビニール袋の使用も禁止されています。

 




 

     
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